倉菜々子が女子4冠 スポーツクライミングジャパンツアー2020の全日程が終了
JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)主催「SPORT CLIMBING JAPAN TOUR」(以下、ジャパンツアー)2020シーズンのリード第3戦が「PUMP1 川口店」(埼玉県川口市)で12日に行われ、スピード、ボルダリングを含めた今シーズンの全日程が終了した。
2019年にスタートしたジャパンツアーは、国内の競技力向上と、ボルダリング・リード・スピード各ジャパンカップへの出場選考を目的としたシリーズ戦。出場した各種目各大会の順位に応じて獲得できるポイントで年間ランキングを競い、上位の男子40名、女子30名には各種目ジャパンカップ出場権が、各種目1位~3位には賞金が与えられる。
2020シーズンで活躍が際立ったのは、女子の倉菜々子。今年20歳を迎えた倉は、全戦に出場してスピードで3戦中2勝、ボルダリングで6戦中5勝、リードで3戦中2勝となり、驚異の勝率を誇った。各種目で年間1位となり、3種目の総合ポイントによるオーバーオールランキングでも文句なしの首位。女子4冠を達成した。
男子ではスピード1位に竹田創、ボルダリング1位に百合草碧皇、リード1位に清水裕登が入り、オーバーオールランキングでは清水がトップの座に就いた。
2021年最初のジャパンカップには、1月30日~31日の第16回ボルダリングジャパンカップ(東京・駒沢)が予定されている。
<SPORT CLIMBING JAPAN TOUR 2020 年間ランキング>
スピード(男子)
1位:竹田 創/200pt
2位:大政 涼/160pt
3位:真鍋 竜/140pt
スピード(女子)
1位:倉 菜々子/200pt
2位:西脇 千夏/131pt
3位:二宮 凜/130pt
ボルダリング(男子)
1位:百合草 碧皇/265pt
2位:高田 知尭/255pt
3位:天笠 颯太/211pt
ボルダリング(女子)
1位:倉 菜々子/300pt
2位:滝口 萌/191pt
3位:石井 未来/171pt
リード(男子)
1位:清水 裕登/200pt
2位:今泉 結太/145pt
3位:本間 大晴/137pt
リード(女子)
1位:倉 菜々子/200pt
2位:小倉 紗奈/155pt
3位:高尾 知那/127pt
オーバーオールランキング(男子)
1位:清水 裕登/408pt
2位:百合草 碧皇/360pt
3位:今泉 結太/333pt
オーバーオールランキング(女子)
1位:倉 菜々子/700pt
2位:滝口 萌/401pt
3位:小倉 紗奈/292pt
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文 編集部 / 写真 大杉和弘