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女子スピードクライミングで6.96秒の世界新
ロシア・モスクワで開催中のスポーツクライミング欧州選手権で21日、女子スピードの新たな世界記録が誕生した。
世界新をマークしたのは、東京五輪にも出場予定のユリア・カプリナ(ロシア)。同種目の予選で試技2本目に臨んだ27歳の元W杯年間女王は、楢崎智亜が考案した序盤のホールドを使用せずに進む「トモアスキップ」などを駆使し、ミスすることなくゴールに到達。6.964秒を計測して、自身3年ぶりの世界記録樹立となった。
女子スピードでは昨年に2度世界記録が更新。いずれもトモアスキップが取り入れられており、同年10月のW杯廈門大会ではインドネシアのエリーズ・スーザンティ・ラハユが女子初の6秒台、6.995秒を叩き出していた。カプリナは女性2人目の6秒台到達者となった。女子日本記録は伊藤ふたばが今年10月に記録した8.32秒。
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文 編集部 / 写真 高須力