(左から)3位の原田海、同着優勝の土肥圭太、石松大晟

土肥圭太、石松大晟が同着優勝! 土肥は20歳の誕生日を自ら祝う THE BOULDER BATTLE【男子】

 「牛乳石鹸 presents ~Master of BLoC~ THE BOULDER BATTLE」(クライミングジム「Fish and Bird」/東京都江東区)の男子カテゴリーが17日、女子に続いて行われ、土肥圭太と石松大晟が同着優勝を果たした。

 ファン投票で選ばれた男子出場者は杉本怜、原田海、土肥、藤井快、石松、天笠颯太、樋口純裕、古堅雄士の8名。トーナメント1回戦第1試合は、大会発案者である杉本と古堅の対決。古堅は、杉本がホームジムの1つにしているボルダリングジム「UNDERGROUND」(東京都北区)のスタッフである。

 初戦から注目を集めた一戦は、対戦課題のくじ引きで杉本がジャミングを使用する難関を引き当て、他選手から歓声が上がるなど対戦前から盛り上がりを見せる。勝負が始まると、ジャミングがはまらず、またその後のトウフックも決まらずに両者ともトライを重ねてしまう。到達高度で杉本に遅れを取っていた古堅だったが、最終トライで杉本を上回る会心のトライ。一気に会場のボルテージは高まり、日本代表歴のない最年少の18歳が逆転での下克上で準決勝進出を決めた。杉本はまさかの敗戦で敗者復活戦に回った。

 第2試合はボルダリングジャパンカップ(BJC)優勝経験のある藤井と石松の対戦。ここは先攻の石松が強傾斜課題を難なく一撃すると、藤井はプレッシャーを感じたのか途中で足を滑らせ、石松に準決勝進出を許してしまう。第3試合では4トライ目に完登した原田が粘りを見せた樋口を抑えて準決勝に進むと、同じ神奈川県出身、2000年生まれの土肥と天笠による組み合わせとなった第4試合は、同一高度で並んだもののアテンプト数で先を行った土肥が勝利した。

BJC優勝経験のある選手同士の対決を制し、勢いづいた石松大晟はその後も勝ち進んだ。

 古堅と石松による準決勝第1試合は、徐々に高度を更新していった石松がBJC優勝経験者の意地を見せて決勝行きを決める。難関が待ち構えた原田vs土肥の第2試合は土肥がここでもアテンプト差でかわし、この日20歳の誕生日を迎えた自らを優勝で祝うべく決勝に駒を進めた。

 石松vs土肥の決勝。しかし互いに同高度で譲らず、女子に続いて男子もスーパーファイナルまでもつれる展開に。最終決戦は1本目、先攻の石松がスタートのランジに失敗すると、後攻の土肥が綺麗にランジを決めて、そのまま最後まで登り切る。ここぞの場面でこの日初めての完登を果たし、石松に大きなプレッシャーを与えた。

 スーパーファイナルは、アテンプトに関わらず両者完登すれば同着優勝となる特別ルール。石松は最後まであきらめずにトライするが、ゴールまであとわずかでフォールしてしまう。時間的におそらく最後の4トライ目、石松は最後の力を振り絞ると、念願のゴール取りに成功。最後は土肥と健闘をたたえ合い、同着優勝でのフィナーレとなった。土肥は節目の記念日を優勝で飾った。

この日初の完登をスーパーファイナルで決めた土肥圭太。20歳の誕生日を自ら祝う優勝を飾った。

1回戦で番狂わせを演じた古堅雄士、敗者復活戦を勝ち上がった藤井快との3位決定戦に勝ったのは原田海。

 3位決定戦では原田が躍動。1トライ目に完登を逃し、その後藤井にあわや完登の場面を作られ冷や汗をかくも、2トライ目にリベンジの完登を決めてガッツポーズ。土肥、石松とともに表彰台に上がっている。

 コロナ禍をきっかけに杉本が発案した、新たな試みのボルダーバトル。女子も含め、選手たちは大会終了後も課題に触れ続けセッションするなど、最後まで久々のボルダリングコンペを楽しんだ様子だった。

THE BOULDER BATTLE 公式サイト

CREDITS

編集部

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