兵庫県内のクライミングジムが合同でクラウドファンディングを立ち上げ クライマー有志による活動も

 新型コロナウイルスにより困窮する、全国のクライミングジムを支援する様々な取り組みが活発となっているなか、新たに兵庫県内のクライミングジムが合同でのクラウドファンディングを、一般クライマーの有志が支援サイトを立ち上げている。

 先月29日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」上でプロジェクト「PUSH UP HYOGO CLIMBING GYMS」がスタートした。長期休業を行ったことなどにより経営に苦しむ兵庫県内のクライミングジムオーナーらが集い、9つのジムが賛同した。

 この活動はジム存続はもちろんのこと、県内シリーズコンペの開催も目的としている。プロジェクト立ち上げの過程で、協力ジムすべてが絡むコンペイベントの開催案が浮上。同県では多くのジムを回るシリーズコンペの実施がこれまでにないといい、情勢が落ち着いたあかつきには、9店舗をめぐる魅力的なコンペを開催したいとしている。

 支援のリターンには、オリジナルの缶バッチ、ステッカーのほか、同県在住で世界的な活躍をみせるロッククライマー一宮大介の協力によるサイン入りTシャツや、コンペイベントのスポンサー権などを用意。目標金額は300万円で、支援は7月末まで受け付けている。

 一方、ジムではなく、一般クライマーによる支援サイトも立ち上がっている。「save the Climbing gym」は、普段はクライミングジムを利用するなどしてクライミングを楽しむ愛好家らによるプロジェクトで、“500円からのクライミングジム支援”としてジム利用料の前払いという形で支援ができる。

 支援者は登録されているクライミングジムから支援先を選び、利用料金を事前に支払う。チケットは使用せずにそのまま寄付することも可能で、支払われた金額は週ごとにクライミングジムに届く。

 発起人代表の上田友太郎さんは、他業界の支援プロジェクトや、自身も訪れたことがあるジムの閉店を知り、少しでも何かできることはないかとサイト立ち上げに至ったのだという。同プロジェクトでは、支援者のほか掲載を希望するジムも随時募集している。

支援は下記のリンクから
PUSH UP HYOGO CLIMBING GYMS

save the Climbing gym

CREDITS

編集部

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