野口啓代「優勝して終わりたい」 ボルダリングジャパンカップ2020前日会見

 7日、第15回ボルダリングジャパンカップ(BJC)の前日記者会見が開かれ、野口啓代、楢崎智亜が今オフの取り組みやBJCへの意気込みについて語った。

 今夏の東京五輪で競技からの引退を表明している野口は「最後のBJCなので楽しみたい。色んな思い出が詰まっている大会で、優勝して終わりたいし、今までのBJCよりもいい内容にしたいと思っている」と意気込みをみせ、これまで出場した全14回の中で印象に残っている大会として「大会の少し前にノロウイルスにかかってしまい、体重が落ちて練習もできず10連覇を逃したのが一番苦い思い出」と、後にも先にも決勝進出を逃した唯一の大会でもある2015年の第10回大会を挙げた。

 一方、ボルダリング世界王者に2度輝きながら国内はまだ制したことのない楢崎は「目標は優勝だが、特別に狙っていくというより、大会での緊張感や勝負所での集中力を思い出したり、高めていく大会にしたい」とコメント。「勝負を楽しみたい。最後まで楽しそうに挑戦するところを見てほしい」と、あくまでも“楽しむ”ことに主眼を置いていることを強調した。

 大会は明日10時30分の予選から男女同時にスタート。トップバッターには楢崎、野口の両名が登場し、2人の競技から五輪イヤーの初戦が幕を開ける。

【野口啓代コメント】

-大会の目標は。
「3ヶ月ぶりの大会なのでワクワクしている。唯一の皆勤賞だと思うが、最後のBJCなので楽しみたい。色んな思い出が詰まっている大会で、優勝して終わりたいし、今までのBJCよりもいい内容にしたいと思っている。プレッシャーを感じずに楽しく臨めたらいい」

-大会に向けて意識してきたことはあるか。
「あくまでも半年後の五輪にピークを持っていきたいので、普段は大会前に練習量を減らしているが、今回はトレーニング量をキープしたまま大会に出ようと思っている」

-過去のBJCで印象に残っていることは?
「大会の少し前にノロウイルスにかかってしまい、体重が落ちて練習もできず、10連覇を逃した第10回大会が一番苦い思い出」

-どこに重点を置いてトレーニングしてきたか。
「この冬は以前よりも緩傾斜壁でのトレーニングを多くしてきた。昨年のW杯や世界選手権でもそうだったが、全課題の中で緩傾斜壁を登れない割合が一番多かった。今年はそれを克服したい」

-具体的に苦手な所は?
「手も足も使うような緩傾斜は登れることが多いが、足の割合が多いというか、しっかり足が踏めていないと登れないような課題がすごく苦手だった。普段から足の使い方を見直していて、今まで足の乗り方はワンパターンだと思っていたが、それまで使ったことのない乗り方や、一番力が入る使い方をトレーニングするようになって、少し良くなっていると思う」

【楢崎智亜コメント】

-大会の目標は。
「目標はもちろん優勝だが、特別に優勝を狙いにいくというよりは、大会での緊張感や勝負所での集中力を思い出したり、高めていける大会にしたい。今回は勝負を楽しみながらできたらいいと思う。最後まで楽しそうに挑戦するところを見てほしい」

-大会に向けて意識してきたことはあるか。
「そこまで特別なことはやっていないが、毎年弱点を埋めて得意な所を伸ばしていくことをやり続けてきている。スタティックな動きやバランシーな動きも得意になってきている。よりオールラウンダーな姿を見せられたら」

-気になる選手はいるか。
「五輪強化選手のメンバーは全員強い。どれだけ実力を上げてきているかが気になる。下の世代だと川又玲瑛君。同じ栃木県出身で、ユース大会でも活躍しているし、一緒に登った感覚でも今年はくるだろうなと思っているので楽しみ」

-今冬はどこに意識を置いてトレーニングしてきたか?
「冬は3種目ともトレーニングしていたが、共通していたのは姿勢の改善。具体的には肩の位置や背骨の位置。色々なところでも力が入るようにしたり、安定させることを意識して登っていた」

CREDITS

取材・文・写真 編集部

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