スポーツクライミングの東京五輪担当ルートセッターらが発表。日本から岡野寛氏が選出。
国際スポーツクライミング連盟(IFSC)はこのたび東京2020オリンピックで審判員やルートセッターらを務める役員を発表し、日本から岡野寛氏がセッターとして選出された。
今回発表されたのは、大会の競技運営責任者であるテクニカル・デリゲート、競技エリアの責任者であるジューリ・プレジデント、審判員、ルートセッター(リード、ボルダリング)の4部門。
リードのセッターとして名を連ねた岡野氏は、日本では数少ない国際資格保有者の一人。日本代表として世界選手権やW杯への出場経験を持ち、選手引退後はW杯などの大会から国内クライミングジムの常設課題まで、様々なシーンで活動している。
セッター陣では他にも2018年のボルダリングW杯八王子大会でチーフを務め、本誌インタビューにも登場した“世界一登らせないセッター”の異名を持つマヌエル・ハスラー(スイス)や、唯一の女性メンバーとなったカーチャ・ヴィドマー(スロベニア)らが選ばれている。発表された東京五輪の大会公式役員は以下の通り。
東京2020五輪 スポーツクライミング 大会公式役員
【テクニカル・デリゲート】
クリストフ・ビロン(FRA)/世界選手権2018ほか
【ジューリ・プレジデント】
スタンリー・ヨー(SGP)/ユース五輪2018ほか
【審判】
ティム・ハッチ(GBR)/世界選手権2019ほか
イ・チェン(CHN)/世界選手権2019ほか
ポール・レデット(FRA)/IFSC複合予選会2019ほか
【ルートセッター】
[リード]
アダム・プステルニク(POL)※チーフ/世界選手権2019ほか
岡野 寛/W杯2019重慶大会ほか
ヤン・ツブラネク(CZE)/世界選手権2019ほか
[ボルダリング]
パーシー・ビション(GBR)※チーフ/世界選手権2018ほか
マヌエル・ハスラー(SUI)/世界選手権2019ほか
カーチャ・ヴィドマー(SLO)/世界選手権2019ほか
ロマン・カベス(FRA)/世界選手権2019ほか
※左から氏名、国籍、近年の主な担当大会
CREDITS
文 編集部 / 写真 PZA