日本が金4個を含むメダル9個を獲得/アジアユース2019 <コンバインド> 【ユースA&ジュニア】
中国・重慶で開催中のクライミングアジアユース選手権2019(コンバインド種目)は16日、ユースA(2002・03年生まれ)、ジュニア(00・01年生まれ)カテゴリーの男女決勝を行い、日本は各カテゴリーで金メダルを獲得するなど計9個のメダルを獲得した。
14日に行われた予選で、11名の日本人選手全員が決勝進出を決めていたユースAとジュニアカテゴリー。この日の決勝でも、若き日本代表選手たちが躍動する。
ユースAでは、まず男子で竹田創と抜井亮瑛がワンツーフィニッシュを果たした。2人は第1種目スピードのビッグファイナルでぶつかると、このカテゴリーの日本記録保持者である竹田がわずかに上回って1位発進を決める。竹田はボルダリングも2完登で続けざまの1位になると、最後のリードでも2位となり、合計2ポイントで文句なしの優勝となった。一方リード1位だった抜井は6ポイントで2位、世界ユース王者の百合草碧皇は4位だった。
同カテゴリー女子でも、菊地咲希と栗田湖有がワンツーフィニッシュ。菊地はボルダリングを唯一の全完登で1位、リードも完登で1位となり、スピード6位からの巻き返しで金メダルを獲得した。栗田はリードの完登時間で菊地に及ばなかったことが響いたが、12ポイントで2位に入った。
ジュニアでは、日本男子が表彰台を独占した。出場した天笠颯太、今泉結太、田中修太の日本人3名は、最後のリードでいずれも完登を記録。圧巻の技術とスタミナで総合順位でも上位に並び、スピード2位、ボルダリング1位で安定していた世界ユース王者の天笠が1位、今泉が2位、田中が3位でフィニッシュした。
女子ではボルダリングを全3完登、リードを完登するハイパフォーマンスをみせた小島果琳が3ポイントで頂点に立つと、全種目2位の黒岡水夢が総合でも2位となり、この日3度目の日本勢ワンツー。4位には西田朱李が入った。
これで、1日間で9個ものメダルを獲得したユース日本代表。残すユースB(04・05年生まれ)でも男女各3名いずれもが決勝に進出しており、さらなるメダル獲得に期待が高まっている。
<ユースA男子決勝>
1位:竹田 創
2ポイント(S 1位/B 1位/L 2位)
2位:抜井 亮瑛
6ポイント(S 2位/B 3位/L 1位)
3位:Luke Goh Wen Bin(SGP)
64ポイント(S 8位/B 2位/L 4位)
4位:百合草 碧皇
84ポイント(S 7位/B 4位/L 3位)
5位:Liu Yang(CHN)
105ポイント(S 3位/B 5位/L 7位)
6位:Mohammad Yousefi(IRI)
180ポイント(S 5位/B 6位/L 6位)
7位:Jung Yongjun(KOR)
210ポイント(S 6位/B 7位/L 5位)
8位:Cho Sanghyun(KOR)
256ポイント(S 4位/B 8位/L 8位)
<ユースA女子決勝>
1位:菊地 咲希
6ポイント(S 6位/B 1位/L 1位)
2位:栗田 湖有
12ポイント(S 3位/B 2位/L 2位)
3位:Mahya Darabian(IRI)
12ポイント(S 1位/B 3位/L 4位)
4位:Choi Nawoo(KOR)
24ポイント(S 2位/B 4位/L 3位)
5位:Joo Hyewon(KOR)
125ポイント(S 5位/B 5位/L 5位)
6位:Ma YingYing(CHN)
192ポイント(S 4位/B 6位/L 8位)
7位:Bi DingYui(CHN)
294ポイント(S 7位/B 7位/L 6位)
8位:Yiu Siu-kuk Cirrus(HKG)
448ポイント(S 8位/B 8位/L 7位)
<ジュニア男子決勝>
1位:天笠 颯太
6ポイント(S 2位/B 1位/L 3位)
2位:今泉 結太
12ポイント(S 3位/B 2位/L 2位)
3位:田中 修太
24ポイント(S 8位/B 3位/L 1位)
4位:Fu JiaHao(CHN)
35ポイント(S 1位/B 5位/L 7位)
5位:Alireza Pileh Foorooshan(IRI)
64ポイント(S 4位/B 4位/L 4位)
6位:Eom Seongmin(KOR)
210ポイント(S 5位/B 7位/L 6位)
7位:Shin Yugwan(KOR)
240ポイント(S 6位/B 8位/L 5位)
8位:Wong Cheuk-nam(HKG)
336ポイント(S 7位/B 6位/L 8位)
<ジュニア女子決勝>
1位:小島 果琳
3ポイント(S 3位/B 1位/L 1位)
2位:黒岡 水夢
8ポイント(S 2位/B 2位/L 2位)
3位:Yang Mi(CHN)
16ポイント(S 1位/B 4位/L 4位)
4位:西田 朱李
54ポイント(S 6位/B 3位/L 3位)
5位:Shivani Charak(IND)
120ポイント(S 4位/B 6位/L 5位)
6位:Wong Tseng-shun(HKG)
150ポイント(S 5位/B 5位/L 6位)
7位:Valeriya Lankova(KAZ)
343ポイント(S 7位/B 7位/L 7位)
日本代表出場選手、大会スケジュールなどはコチラから
CREDITS
文 編集部 / 写真 新華社/アフロ