昨年のブリアンソン大会で日本人唯一のファイナリストとなった清水裕登をはじめ、日本代表は新たな顔ぶれで大会に臨む。

大一番を前にした最後の国際大会/リードW杯2019第3戦 ブリアンソン大会が本日から開催

 19・20日、世界選手権前最後の国際大会、リードW杯2019第3戦がフランス・ブリアンソンにて開催される。

 同会場でのパラクライミング日本代表の活躍から中1日。その勢いに乗じるべく、スポーツクライミング日本代表は男子7名、女子6名がエントリーした。その顔触れは、先週のシャモニー大会から波田悠貴や谷井菜月ら一部メンバーを除き、ほとんどが入れ替わる形となった。

 名を連ねたのは、今シーズン国内3位の清水裕登や、2年ぶりのW杯出場となる大田理裟など、男女ともリードのスペシャリストたちだ。今季初出場の選手が多く占める一方で、ここまで全戦に帯同している最年少の谷井には、デビューから3大会連続での決勝進出に期待がかかる。世界選手権代表に内定している土肥圭太のパフォーマンスにも注目したい。

 ブリアンソンでのW杯を終えると、次に控える国際大会は8月11日からの世界選手権八王子大会。その調整に充てるため、オーストリアのヤコブ・シューベルト、ジェシカ・ピルツなど、一部の海外有力選手が今大会を欠場する。その枠が空いた分、他の選手たちにとってはチャンスでもある。フレッシュな日本代表の面々が、W杯欧州3連戦の締めくくりで上位を狙う。
 

リードW杯2019 ブリアンソン大会

スケジュール

7月19日(金)
08:30 ~ 15:00/男女予選(15:30 ~ 22:00)
19:30 ~ 22:00/男女準決勝(20日 02:30 ~ 05:00)※ライブ中継
7月20日(土)
20:00 ~ 21:00/男子決勝(21日 03:00 ~ 04:00)※ライブ中継
21:30 ~ 22:30/女子決勝(21日 04:30 ~ 05:30)※ライブ中継

※スケジュールは予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
※カッコ内は日本時間。
※ライブ中継は国際スポーツクライミング連盟/公式YouTubeチャンネルと、リード決勝のみJ SPORTSで実施予定。

日本代表 出場予定選手

<男子>
清水 裕登(愛媛県山岳連盟)
高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
田中 修太(神奈川大学)
土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
西田 秀聖(天理高等学校)
波田 悠貴(日本体育大学)
本間 大晴(日本大学)

<女子>
大田 理裟(山口県山岳・スポーツクライミング連盟)
栗田 湖有(東京学館新潟高等学校)
小武 芽生(エスエスケイフーズ)
谷井 菜月(橿原学院高等学校)
平野 夏海(国士舘高等学校)
廣重 幸紀(福井県山岳連盟)

※左から氏名、所属先

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CREDITS

編集部 / 写真 IFSC/Eddie Fowke

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