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2024年パリ五輪、追加競技にスポーツクライミングなどを承認
2大会連続でのオリンピック競技採用に向け、また一歩前進だ。現地時間25日、第134回IOC総会がスイスのローザンヌで開かれ、スポーツクライミングを含む4つの競技が2024年パリオリンピックの追加競技として提案、承認された。
追加競技案を提案したのはパリオリンピックの大会組織委員会。2月に開催都市枠でスポーツクライミング、サーフィン、スケートボード、正式決定すればオリンピック初採用となるブレイクダンスをIOCへ提示する意向を発表していた。
スポーツクライミングのプレゼンテーションでは、クライミング世界選手権2016パリ大会のボルダリング女王、ペトラ・クリングラー(スイス)が登壇。「自分がパリで体験した、人生を変えるようなユニークで忘れがたい思い出を他のアスリートたちにも経験してもらいたい」と話し、IOCメンバーらに向けてスポーツクライミングの魅力をアピールした。
東京2020大会での3種目複合から、スピードとボルダリング・リードに分けて行う新たな実施形式についても言及。スピードには男女計32名、ボルダリングとリードの2種目複合には男女計40名のアスリートが出場できるとし、3種目複合で求められる総合力ではなく、「より専門的な力が問われるフォーマット」と説明した。
満場一致で承認された4競技は今後、ブレイクダンス以外は東京2020大会での実施検証などを経て、2020年12月のIOC理事会で最終決定される。
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文 編集部 / 写真 窪田亮