今シーズンのボルダリングW杯第2戦で5位入賞の実績を持つ川又玲瑛ら21名が選出された

IFSC世界ユース選手権2019に臨むユース日本代表が発表

 4日、JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会)は8月の世界ユース選手権(イタリア・アルコ)に臨むユース日本代表21名を発表した。

 選考は今年のリード、ボルダリングの各日本ユース選手権と、この2大会の順位とJMSCAスピード記録会または公認スピード日本記録のベストタイムによるランキングで算出された複合ポイントを基に行われ、ジュニア、ユースA、ユースBの各カテゴリーに男女3名ずつが選出された。

 メンバーリストには今シーズンのボルダリングW杯第2戦で5位に入賞した川又玲瑛、同第4戦で表彰台に上がり、先月のコンバインドジャパンカップで世界選手権の代表内定をつかんだ森秋彩※(いずれも15歳)らが名を連ねたほか、女子ユースBの全3名を筆頭に9名が代表初選出となった。

 今年の世界ユース選手権ではボルダリング、リード、スピードの3種目が実施予定で、複合ポイントにより選出された選手は3種目に出場し、日本ユース選手権のボルダリング、リード各優勝者はその2種目への出場が必須で、スピードへの出場は任意となる。大会は、8月22日から31日にかけて行われる。

※7月8日付けで森秋彩の出場キャンセル、工藤花の代表入りが発表されました。

世界ユース選手権2019 日本代表

ジュニア(2000年、2001年生まれ)
<男子>
田中 修太(たなか・しゅうた)/LYC優勝
小西 桂(こにし・かつら)/BYC優勝
天笠 颯太(あまがさ・そうた)/複合ポイント最小(初選出)
<女子>
樋口 結花(ひぐち・ゆか)/LYC優勝
中村 真緒(なかむら・まお)/BYC優勝
黒岡 水夢(くろおか・みむ)/複合ポイント最小(初選出)

ユースA(2002年、2003年生まれ)
<男子>
百合草 碧皇(ゆりくさ・あお)/LYC優勝(初選出)
川又 玲瑛(かわまた・れい)/BYC優勝・IF枠
竹田 創(たけだ・はじめ)/複合ポイント最小
坂本 大河(さかもと・たいが)/BYC4位(初選出)
西田 秀聖(にしだ・ひでまさ)/IF枠
<女子>
森 秋彩(もり・あい)/LYC優勝
 ※森秋彩の出場キャンセルにより、工藤花(くどう・はな)を派遣(7月8日付けでJMSCAより発表)
菊地 咲希(きくち・さき)/BYC優勝
平野 夏海(ひらの・なつみ)/複合ポイント最小
谷井 菜月(たにい・なつき)/IF枠

※昨年の世界ユース選手権優勝によりIFSC(国際スポーツクライミング連盟)の枠で出場可能な川又玲瑛、西田秀聖、谷井菜月の属するユースAは4名以上がメンバー入り。

ユースB(2004年、2005年生まれ)
<男子>
吉田 智音(よしだ・さとね)/LYC優勝
関口 準太(せきぐち・じゅんた)/BYC優勝(初選出)
上村 悠樹(うえむら・はるき)/複合ポイント最小(初選出)
<女子>
小池 はな(こいけ・はな)/LYC優勝(初選出)
中川 瑠(なかがわ・りゅう)/BYC優勝(初選出)
小倉 紗奈(おぐら・さな)/複合ポイント最小(初選出)

※左から氏名、選考事由
※LYC=日本ユース選手権リード競技大会2019
※BYC=日本ユース選手権ボルダリング競技大会2019

関連リンク:2019年度スポーツクライミング国際競技大会ユース派遣選手について

CREDITS

編集部 / 写真 窪田美和子/アフロ

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