止まらない日本のメダルラッシュ。金4、銀3、銅3/アジアユース選手権2018【大会2日目】
2日、中国・重慶で行なわれているアジアユース選手権2018の大会2日目が終了。リードのジュニア(1999、2000年生まれ)、ボルダリングのユースA(2001、2002年生まれ)の決勝が行われ、日本勢が男女各カテゴリーを制覇し、金4、銀3、銅3で合計10個のメダルを獲得した。
リード・ジュニア男子は、今季リードW杯で日本人最高の年間7位に入った本間大晴が1位に輝いた。予選2本を完登し1位通過した本間は、決勝ルートも最後まで登り切り、2位の中国人選手と高度で並んだが、完登に要したタイムで上回った。3位には田中修太、4位に今泉結太が入った。
同・ジュニア女子は日本勢が表彰台を独占。優勝は最高到達高度の44+を記録した高田こころ。昨年大会のボルダリングに続くアジアユース2個目の金メダルとなった。2位には森脇ほの佳、3位には西田朱李が入り、5位にも中村真緒が入賞した。
ボルダリング・ユースA男子では、小西桂と西田秀聖がワンツーフィニッシュ。予選4位通過だった小西は決勝3課題目を一撃し単独首位に立つと、最終課題も登り切り唯一の全完登を達成して文句なしの優勝となった。同じく決勝に進出していた伊勢一真は4位、大政涼は5位となった。
同・ジュニア女子では1位に平野夏海、2位に菊地咲希、3位に栗田湖有が入り、日本勢がこの日2度目となる表彰台独占を達成した。3名は予選から4位以下に2完登差を付ける好スタートを切ると、決勝でもその勢いは衰えず。中でも3つの一撃を決めるなど少ないアテンプト数で全4課題を完登した平野が1位に輝いた。
この日、若き日本代表は行われたリード・ジュニア、ボルダリング・ユースAの決勝にエントリー全14名が進出し、全カテゴリー制覇、合計10個のメダル獲得という素晴らしい成績を手にした。
<リード・ジュニア決勝>
【男子】
1位:本間 大晴(日本大学)/TOP ※タイム差により優勝
2位:Pan YuFei(中国)/TOP
3位:田中 修太(新潟県立直江津中等教育学校)/36+ ※予選3位
4位:今泉 結太(私立翔洋学園高等学校)/36+ ※予選4位
5位:Kim Seunghyun(韓国)/24+
6位:Pileh Foorooshan Alireza(イラン)/22+
7位:Choi Seungchan(韓国)/19+
8位:Shin Chanwoo(韓国)/17+
【女子】
1位:高田 こころ(早稲田大学)/44+
2位:森脇 ほの佳(羽衣国際大学)/41+
3位:西田 朱李(千葉県立幕張総合高等学校)/36+
4位:Chen ZhuoYing(中国)/35+
5位:中村 真緒(青山学院大学)/32+
6位:Ragil RAKASIWI Kharisma(インドネシア)/31+
7位:Agambayeva Margarita(カザフスタン)/22+ ※予選6位
8位:Puspitanigt. Dyah(インドネシア)/22+ ※予選8位
※左から氏名、所属国・先、決勝成績
<ボルダリング・ユースA決勝>
【男子】
1位:小西 桂(私立慶應義塾高等学校)/4t4z 6 6
2位:西田 秀聖(私立天理高等学校)/3t4z 7 10
3位:Kim Eojin(韓国)/3t3z 8 7
4位:伊勢 一真(滋賀県立草津高等学校)/2t4z 4 8
5位:大政 涼(愛媛県立東温高等学校)/2t3z 3 4 ※予選1位
6位:Huang DiChong(中国)/2t3z 3 4 ※予選2位
【女子】
1位:平野 夏海(私立国士舘高等学校)/4t4z 6 4
2位:菊地 咲希(東京都立世田谷総合高等学校)/4t4z 10 9
3位:栗田 湖有(私立東京学館新潟高等学校)/3t4z 6 9
4位:Darabian Mahya(イラン)/2t4z 3 7
5位:Ramezani Rahil(イラン)/2t4z 5 15
6位:Kim Lan(韓国)/2t3z 6 8
※左から氏名、所属国・先、決勝成績
※決勝成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
リザルト詳細は国際スポーツクライミング連盟/大会ページから
CREDITS
文 編集部 / 写真 JMSCA