2018シーズンの年間女王のゆくえは、野口啓代(左)、野中生萌の日本人2人に絞られた。

今シーズンも残すは2戦。ボルダリングW杯2018第6戦 米国・ベイル大会が開催

 6月8・9日、米国・ベイルにてボルダリングW杯2018の第6戦が行われる。多くの観衆を熱狂の渦に巻き込んだ八王子大会から1週間。ボルダリングW杯の2018シーズンは、舞台を米国のコロラド州へと移し、最終局面に突入する。

 ベイル大会を含め、ボルダリングW杯の2018シーズンは残り2戦。ここまでの日本勢は5大会連続で金メダルを獲得するなど好調で、八王子大会でも野口啓代が3大会連続1位に輝くなど4名が表彰台に上がった。今大会には、男子11名、女子5名の日本代表が出場する。

 気になるのは年間ランキングのゆくえ。現時点での順位は以下の通り。

 

 男子は楢崎が八王子大会で2位に入り、イェルネイ・クルーダー(スロベニア)が8位に終わったことで、56ポイントあった差が14ポイントまで縮まった。楢崎が2年前に最終戦での逆転で年間優勝を遂げた実績があるのに対し、クルーダーは年間優勝争いを初めて経験する。クルーダーは八王子大会でのインタビューで「登ることを本当に楽しめている。だから結果もついてきている」と話していたが、年間王者が見えてきた終盤戦でのプレッシャーに動じず、安定した登りを披露できるかどうか。もちろん楢崎自身の結果も必要になるが、クルーダーの登りにも要注目だ。

 一方女子では、野口の3連勝により順位が逆転。八王子大会までは野中生萌が340ポイントで1位、野口が330ポイントの2位でその差は10ポイントだったが、今度は反対に野口が野中に10ポイント差をつける形で首位に浮上した。また、八王子での結果を受けて今シーズンの年間女王に日本人が輝くことが確定。これは3位のファニー・ジベール(フランス)が残り2戦で優勝した場合でも、2人のポイントを上回ることができないためだ。日本女子の優勝は2015年の野口啓代以来3年ぶりで、野中が優勝した場合は自身初。し烈な2人の戦いから、ますます目が離せない。

 なお、野口は自国開催での優勝でW杯通算21勝目を達成し、アンナ・ストール(30/オーストリア)が持つ通算勝利数の記録まであと1勝に迫っている。ベイル大会は、日本時間で日付が変わった9日0時の男子予選からスタートする。

 

ボルダリングW杯2018第6戦 米国・ベイル大会

スケジュール

6月8日(金)
男子予選/09:00 ~ 15:00(日本時間 9日 00:00 ~ 06:00)
女子予選/15:00 ~(日本時間 9日 06:00 ~)
6月9日(土)
男女準決勝/09:30 ~ 11:45(日本時間 10日 00:30 ~ 02:45)※ライブ中継
男女決勝/14:45 ~ 18:15(日本時間 10日 05:45 ~ 09:15)※ライブ中継

※スケジュールは予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
※ライブ中継は国際スポーツクライミング連盟/公式YouTubeチャンネルで行なわれます。

 

日本代表 出場予定選手

<男子>
楢崎 智亜(21)
藤井 快(25)
原田 海(19)
緒方 良行(20)
土肥 圭太(17)
渡部 桂太(24)
杉本 怜(26)
村井 隆一(23)
藤脇 祐二(22)
高田 知尭(23)
波田 悠貴(21)

<女子>
野口 啓代(29)
野中 生萌(21)
小武 芽生(21)
尾上 彩(22)
中村 真緒(18)

※左から氏名、年齢(大会初日時点)

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CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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