明日からはボルダリングW杯2017第6戦 インド・ナビムンバイ大会

 ボルダリングW杯2017第6戦のインド・ナビムンバイ大会が6月24、25日に行われる。シーズンも佳境を迎え、残すは今大会と約2カ月後に行われる最終ドイツ・ミュンヘン大会のみ。ナビムンバイといえば昨年インド初のクライミングW杯が開かれた地であり、野中生萌が自身初のW杯優勝、男子でも藤井快が優勝を果たしたことも記憶に新しい。そんななかでの見どころはなんといっても年間王者争い。混沌の男子は首位・渡部桂太と2位のチョン・ジョンウォンの差が6ポイントと肉薄しており、5位の藤井快までも100ポイント差以内でナビムンバイでの結果次第では一気に形勢逆転の可能性も残されている。

 女子ではイギリスのショウナ・コクシーとオーストリアのヤンヤ・ガンブレットの2人が突出。しかし今大会にガンブレットは出場しない予定で、2大会続けて表彰台の野口啓代、野中ら日本女子の今季初優勝の可能性も十分だ。その他の注目は前回ベイル大会で初の決勝で2位となった楢崎明智と、自身最高3位の緒方良行。アメリカで得た自信をそのままに10代の両クライマーは表彰台を維持することができるのだろうか。

 ボルダリング国別ランキングでは1774ポイントの日本が2位のイギリス(717ポイント)に1,000ポイント以上の差をつけて圧倒。目標の4年連続国別ランキングをほぼ確実のものにしている。
 

ボルダリング国別ランキング

1位:1744pt 日本
2位:717pt イギリス
3位:703pt スロベニア
4位:572pt 韓国
5位:564pt フランス
※国別ポイント=W杯各大会の国別上位3選手の合計ポイント
(全戦終了時、最も合計ポイントが低かった大会は除かれる)
 

ボルダリングW杯第6戦 インド・ナビムンバイ大会 出場予定選手

<男子>
藤井 快 (S代表・24)
楢崎 智亜(S代表・21)
堀 創  (A代表・27)
緒方 良行(A代表・19)
杉本 怜 (B代表・25)
渡部 桂太(B代表・23)
藤脇 祐二(B代表・21)
波田 悠貴(B代表・20)
原田 海 (B代表・18)
楢崎 明智(B代表・18)

<女子>
野口 啓代(S代表・28)
野中 生萌(S代表・20)
小武 芽生(A代表・20)
尾上 彩 (B代表・21)
 

スケジュール

6月24日
男子予選  10:00 ~(日本時間 13:30~)
女子予選  16:30 ~(日本時間 20:00~)
6月25日
男女準決勝 09:00 ~(日本時間 12:30~)※ライブ中継
男女決勝  17:30 ~(日本時間 21:00~)※ライブ中継

※ライブ中継はIFSCのYouTubeチャンネルで行なわれます。

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