女子は森秋彩が2連覇、男子は本間大晴が初優勝/第31回リードジャパンカップ愛媛大会
10・11日、愛媛県西条市の石鎚クライミングパークSAIJOにて第31回リードジャパンカップ愛媛大会が行われた。リードジャパンカップはスポーツクライミングの国内大会で最も歴史あるもので、1987年から開催。近年は国民体育大会のリハーサル大会にもなっており、同年の国体開催地と同じ会場で行われるのが通例となっている(10月に同会場で「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」の山岳競技が開催予定)。今年から日本代表選考大会ではなくなったものの、ユース年代から国際大会出場経験のある選手まで男女合わせて92名が出場した。
女子の頂点に立ったのは優勝候補筆頭に挙げられていた13歳の森秋彩(もり・あい)。予選、準決勝と難なく完登してみせると、決勝でも苦戦する様子なくただ一人の全完で文句なしの優勝。4月に行われた日本ユース選手権リード競技大会でも唯一全ルートを登っていた中学生がここでも驚異の登りを見せ、12歳で初優勝を飾った昨年に続き大会2連覇を達成した。
男子優勝は17歳の本間大晴。4番手で登場した本間はTOPまで手が届きながら惜しくも掴み切ることができなかったが、後続の選手含め誰一人本間の登った高度にたどり着くことができず。昨年末に行われた第7回全国高等学校選抜クライミング選手権大会で優勝を果たしていた高校3年生が、昨年リードW杯で5位入賞の実績を持つ樋口純裕らを抑え見事初優勝を果たした。
<男子・決勝>
1位:本間 大晴(17歳/埼玉県)40+
2位:高田 知尭(22歳/鳥取県)38
3位:村井 隆一(22歳/千葉県)36+
4位:樋口 純裕(24歳/佐賀県)35 ※準決勝1位
5位:清水 裕登(21歳/愛媛県)35 ※準決勝6位
6位:徳永 潤一(27歳/愛媛県)31+
7位:大高 伽弥(18歳/東京都)18+
8位:今泉 結太(16歳/茨城県)16+
<女子・決勝>
1位:森 秋彩 (13歳/茨城県)TOP
2位:栗田 湖有(14歳/新潟県)37
3位:高田 こころ(18歳/鳥取県)35+※準決勝3位
4位:大河内 芹香(19歳/長崎県)35+※準決勝8位
5位:平野 夏海(14歳/東京都)31
6位:坂井 絢音(20歳/埼玉県)29+
7位:菊沢 絢 (17歳/千葉県)29
8位:原田 朝美(20歳/長崎県)16+
CREDITS
文 編集部