楢崎智亜「目標は世界選手権優勝」/2018シーズンキックオフ会見

 1日、スポーツクライミングの2018シーズンキックオフ会見が味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都・北区)で行なわれ、日本代表の安井博志ヘッドコーチや楢崎智亜ら有力選手が登壇。来たるシーズンへの意気込みを口にした。

 まずは日本代表の安井博志ヘッドコーチが「我々がまず目指すのは9月の世界選手権(オーストリア・インスブルック)。これに向けて最大限の努力をしていきたい」と二年に一度開催される世界最高峰の舞台を目標にあげ、「複合種目がエントリーされているアジア競技大会(8月、インドネシア・ジャカルタ)、ユースオリンピックゲームズ(10月、アルゼンチン・ブエノスアイレス)。これら国際主要大会を目指しつつ、W杯を通したくさんの経験を積んで、逞しくタフな選手を育て戦っていきたい」と続けた。

今季のビジョンを話す安井ヘッドコーチ(右は日本山岳・スポーツクライミング協会の八木原圀明会長)

 続けて今シーズンの日本代表選考基準が発表。代表選手は下記の5区分に分かれ、1から順に各国際大会へ優先的な派遣が行われる。なかでもJMSCAオリンピック強化選手は複合種目での活躍が期待できる選りすぐりのメンバーで構成され、2020年に最も近い選手たちと言うことができそうだ。

1.JMSCAオリンピック強化選手(6ヶ月ごとに入れ替え予定)
2.IFSC枠保有選手
3.2017年ワールドカップにて6位以内の成績を2回以上収めた選手
4.強化委員会推薦選手
5.国内選考大会等の上位選手

2018年度国際大会派遣選手選考基準
第2期JMSCAオリンピック強化選手選考基準

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 また、スピードW杯への派遣条件として男子6秒20、女子8秒60の基準タイムが設定された。これは現在の国内ランキング1位(男子:楢崎明智 7秒37、女子:野中生萌 9秒56)から男女それぞれ約1秒足りていないが、「選手にとって明確な目標であるべき基準にしたかった。これはW杯でベスト8に入れるタイム。世界で活躍し、日本のスピード種目を引っ張ってくれる選手を派遣していきたい」とその意図を説明した。

 続けて楢崎、藤井、野口の3選手が登場し、今シーズンと、2日後に迫ったボルダリングジャパンカップ(BJC)への意気込みを語った。

楢崎智亜コメント
「今年は世界選手権があるので、そこでの優勝が一番の目標。東京2020も見据えて、今年はより一層、すべての種目でいい順位が取れれば。ジャパンカップは今までずっと順位を気にしてきたが、今回は自分の中で満足できる登りを目指したい」

藤井快コメント
「やはり世界選手権へ向け頑張りたい。ボルダリングメインで活動しているが、今年は他種目も同様に力を入れていきたいと考えている。BJCは目標こそ3連覇を掲げているが、日本のレベルは非常に高く、予選からし烈な戦いになるはず。まずは一つ一つのラウンドを戦い抜き、最終的には自分が納得できる悔いのない登りができれば」

野口啓代コメント
「今シーズンは、ボルダリングとリードの足を引っ張ってしまっているスピードに特に力を入れていきたい。BJCは第1回から昨年まで12回出場(内10回優勝)していて、特に優勝回数にこだわりはないが、昨年2位だったので今年は優勝したい気持ちが強い」

 最後に選手を代表し、藤井が全国の応援してくれる方々へメッセージを送った。「みなさんの応援がなければ活動できないし、ここまで頑張ってこれなかったと思います。引き続き選手一同の頑張りを見守ってください。これからも応援よろしくお願いします」

 シーズン開幕を告げるBJCは2月3・4日、東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われる。

2018シーズンスケジュール
第13回ボルダリングジャパンカップ特設サイト

 

CREDITS

取材・文・写真 編集部

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