ショウナ・コクシーが東京五輪での競技引退を発表

 東京五輪にスポーツクライミングのイギリス代表として出場するショウナ・コクシーが、同大会を最後に競技の第一線から退くことを14日、自身のSNSで発表した。

 28歳のコクシーは、安定したフィジカル、メンタルとムーブの引き出しの多さで2016、17年にボルダリングW杯年間を制した元女王。W杯表彰台に立つこと30回、金メダル獲得は11回を数える。怪我で離脱した時期が複数回あったが、その都度カムバックを果たし、2019年の世界選手権でコンバインド3位に入り五輪出場を決めていた。インスタグラムのフォロワー数は40万人を超えるなど人気が高く、2016年にはクライミング界への貢献が称えられ、大英帝国勲章を受賞した。

 東京五輪をめぐっては日本代表の野口啓代も競技引退を表明しており、国際大会でしのぎを削ってきた2人が、五輪を舞台に競技人生最後の戦いを演じる。

2017年のボルダリングW杯ナビムンバイ大会で野中生萌(左)、野口啓代を抑え優勝したショウナ・コクシー。この大会で2年連続の年間優勝も決めた。(写真:© IFSC/Eddie Fowke)

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編集部 / 写真 窪田亮

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