オンライン会見に出席した前回優勝者の伊藤ふたば(左)と原田海

伊藤ふたば、原田海が抱負語る ボルダリングジャパンカップ2021前日会見

 第16回ボルダリングジャパンカップの前日会見が29日、オンラインで行われ、前回優勝の伊藤ふたば、原田海が大会への抱負を語った。

 昨年12月にCAS(スポーツ仲裁裁判所)が下した裁定により東京五輪出場の可能性がなくなった伊藤は、当初はショックを受けたというが、すでに気持ちは2024年のパリ五輪に切り替わっているといい、「久しぶりの大会で試合勘がなく不安な部分はあるが、2連覇を狙っていきたい。パリに向けていいスタートを切りたい」と意気込んだ。

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 パリ五輪では、東京五輪の3種目コンバインドから実施形式が変更され、ボルダリング、リードの2種目コンバインドとスピード単種目に分かれる。これについては「2種目コンバインドで頑張っていきたい」とし、今後はボルダリングとリードに絞ってトレーニングしていくことを明かした。

 一方で「12月は少し休息を取っていて、大会に出るような強度の課題をあまり触れていない。シーズンの始まりでもあるし、今の状態を把握したいと思っている」と話したのは前回男子王者の原田海。「『(今大会に)間に合わなかった』という感じではなくて、準備期間の途中という感じ」と、自身が出場する今夏の東京五輪を見据えたコメントを残している。

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編集部 / 写真 窪田亮

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