スピードとボルダリングで2位につけ、予選首位通過となった今泉結太

今泉結太が首位通過、藤井快は2位 コンバインドジャパンカップ2020【男子予選】

 26日午前、第3回コンバインドジャパンカップが石鎚クライミングパークSAIJO(愛媛・西条)で開幕。男子予選は今泉結太が首位で通過し、優勝候補筆頭の藤井快が2位で続いた。

 第1種目のスピードでは、試技1本目にこの日最速となる6.62秒をマークした竹田創が首位に立つ。続くボルダリングではスピード9位と出遅れた藤井が無類の強さを発揮。他選手が完登まで5トライ以上を要した第1課題を卓越したボディバランスで一撃すると、第3、第4課題も1トライで完登し、ボルダリング1位で総合成績でも3位に順位を上げた。総合首位は2位を続けた今泉。

ボルダリング1位の藤井快。完登した3課題はすべて一撃だった。

 リードは3番手の樋口純裕がゴール取り、4番手の清水裕登が完登と、2人がこの種目のスペシャリストたる実力を見せる。清水はじっくりと時間を使い、残り13秒での完登だった。

 総合首位はリードでも6位とまずまずの成績を残した今泉が譲らず、2位にはリードでも好成績を収めた藤井、3位には樋口が入った。予選上位8名による決勝は明日9時5分からスタートする。

リード唯一の完登者となった清水裕登。

<予選リザルト>

1位:今泉 結太(茨城県山岳連盟)
 24ポイント(S 2位/B 2位/L 6位)
2位:藤井 快(TEAM au)
 27ポイント(S 9位/B 1位/L 3位)
3位:樋口 純裕(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
 60ポイント(S 10位/B 3位/L 2位)
4位:竹田 創(仙台城南高等学校)
 70ポイント(S 1位/B 7位/L 10位)
5位:清水 裕登(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)
 80ポイント(S 8位/B 10位/L 1位)
6位:百合草 碧皇(埼玉県山岳・スポーツクライミング協会)
 128ポイント(S 4位/B 8位/L 4位)
7位:大政 涼(愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟)
 162ポイント(S 3位/B 6位/L 9位)
8位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
 192ポイント(S 6位/B 4位/L 8位)
――――――
9位:抜井 亮瑛(金光藤蔭高等学校)
 225ポイント(S 5位/B 9位/L 5位)
10位:北江 優弥(東京都山岳連盟)
 245ポイント(S 7位/B 5位/L 7位)

※上位8名が決勝に進出
※上段左から順位、氏名、所属
※下段左から各種目順位の値を掛け合わせた総合ポイント、各種目順位(S=スピード、B=ボルダリング、L=リード)

「第3回コンバインドジャパンカップ」大会特設サイト
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CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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