複合国内女王の実力を示し、野中生萌が金メダルを獲得(写真は世界選手権2019より)

日本勢が連夜の頂点!野中生萌、伊藤ふたばがワンツーフィニッシュ/チャイナオープン2019【女子】

 3日、中国・広州で開かれているIFSC(国際スポーツクライミング連盟)公認大会のチャイナオープン2019でコンバインド女子決勝が行われ、野中生萌が金、伊藤ふたばが銀メダルを獲得し、日本勢がワンツーフィニッシュを果たした。

 日本女子から野中、伊藤、倉菜々子の3人が出場した同大会。1日の予選では野中と伊藤が1、2位での決勝進出を決めていた。

 決勝第1種目スピードでは、自身の持つ女子日本記録を更新する8.404秒を計測するなどした野中が2位、伊藤が3位で表彰台に向けて好位置につける。

 第2種目ボルダリングでは野中が圧巻のパフォーマンス。3課題をすべて一撃して単独1位となり、合計2ポイントで総合順位でも首位に立った。伊藤も全完登で2位となり合計6ポイントで総合2位に浮上する。

 野中は最終種目リードでも41+とまずまずの高度まで到達。4位となって合計8ポイントととなり、18ポイントで2位に終わった伊藤らの追随を許さなかった。

 前日には男子で土肥圭太が優勝を果たしており、連夜の日本人金メダルとなった。

<決勝リザルト>

1位:野中 生萌
 8ポイント(S 2位/B 1位/L 4位)
2位:伊藤 ふたば
 18ポイント(S 3位/B 2位/L 3位)
3位:ソ・チェヒョン(KOR)
 32ポイント(S 8位/B 4位/L 1位)
4位:アレクサンドラ・ミロスラフ(POL)
 64ポイント(S 1位/B 8位/L 8位)
5位:ヴィクトリア・メシコワ(RUS)
 98ポイント(S 7位/B 7位/L 2位)
6位:エラン・レカビ(IRI)
 108ポイント(S 6位/B 3位/L 6位)
7位:エレーナ・クラソフスカヤ(RUS)
 125ポイント(S 5位/B 5位/L 5位)
8位:アランナ・イップ(CAN)
 168ポイント(S 4位/B 6位/L 7位)
――――――
11位:倉 菜々子

※上段左から順位、氏名、所属国
※下段左から各種目順位の値を掛け合わせた総合ポイント、各種目順位(S=スピード、B=ボルダリング、L=リード)

リザルト詳細は国際スポーツクライミング連盟/大会ページから

CREDITS

編集部 / 写真 窪田亮

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