FEATURE 107

原田海流、家で気軽にできるカラダ改善トレーニング

『カイトレ!!』presented by 住友商事

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リモートワークが中心となった社会人クライマーも多いことだろう。社員の一体感醸成のため2018年から同社史上初のスポーツ協賛としてスポーツクライミングへのサポートを開始した住友商事でも、多くの社員が在宅勤務を行っているという。
 
 そんな運動不足になりがちな社員の体と心の“コリ”をほぐすため、住友商事は同社のブランドアンバサダーである日本代表の原田海選手とともに、『カイトレ!!』と題したトレーニングメニューを紹介する動画を10本制作。約5500人の社員に向けて、2020年12月から社内WEBサイトで公開した。
 

『カイトレ!!』紹介動画の収録に参加した(左から)住友商事社員・高橋悠さん、原田海選手、同・清水寛章さん。

 
 撮影現場では、原田選手が2人の社員に直接やり方を指導する場面も。社員向けオンライントレーニングの講師を務めているという清水さんは、腹筋強化に効果のある「スネーク&ツイスト」(詳細は当記事内下)を体験。清水さんは「3回やっただけでも汗ばむほどでした」と話し、「見た目よりも強度が高く、いいトレーニングになると思います」と『カイトレ!!』を絶賛した。高橋さんも「外出する機会が減って運動不足になりがちですが、これで充分に解消できそうです」と笑顔で語ってくれた。
 
 「応援がいつも力になっている」という原田選手は、「ランニングなど屋外に出るのは面倒だと感じる方も多いかもしれませんが、このようなトレーニングを実践して運動不足解消につなげてもらえると嬉しいです」とコメント。大多数とは画面越しであったが、久しぶりに住友商事のみなさんと交流できる機会を楽しんだようだ。

 
 

「カイトレ!!」撮影を終えて

 

原田海選手
「このように家で手軽にできるトレーニングで、運動不足を解消してもらえると嬉しいです。まだコロナ禍でスケジュールが見えませんが、僕はできることをやり、来年に向けてしっかり準備していきます。2021年も応援よろしくお願いします」
 

清水寛章さん
「コロナ太り解消や健康維持に『カイトレ!!』はとてもいいと思います。原田選手はスポーツ選手にしては小柄だなという第一印象でしたが、トレーニング中に見える腹筋がすごく盛り上がっていて、さすがプロアスリートだと驚きました」
 

高橋悠さん
「(自宅でのリモートワークでは)仕事向きでない椅子にずっと同じ姿勢で座っているせいで、背中や首がこり固まってしまいます。外出する機会が減って運動不足になりがちですが、家で気軽にできる『カイトレ!!』で充分に解消できそうです」

 
 

クライマー向けの『カイトレ!!』メニューを特別公開

 
 原田選手が2年前から行っているピラティストレーニングを参考にした『カイトレ!!』。ここでは、クライマーにもオススメだという4つのメニューを紹介する。すべてに共通するのは「呼吸を止めない」こと。自宅やクライミング前のウォーミングアップで、ぜひ取り入れてみてほしい。

 
 

ネックストレッチ


 
 椅子に座り骨盤を立て、サイドを掴んで下方向に引っ張り背筋を伸ばす。気持ちよさを感じる程度に首を片側に倒し、その状態を保ったまま、首を前後に伸ばしていく(ストレッチする側の鎖骨と肩甲骨を固定する)。前後を1セットで片方5回ずつ行う。椅子がない場合は、立った状態で腕を組んで引っ張ってもOK。「ムーブに耐える時に首に力が入りやすい(原田選手)」クライミングの準備運動にはもちろん、リモートワークによる首の痛み改善にも効果あり。

 
 

エンジェル
~背中のストレッチ~


 

 
 「ネックストレッチ」同様、骨盤は立てて背筋を伸ばした状態で行う。両腕を真横に伸ばし、手は外に向ける。肩がすくまないように、体の遠くを通るイメージで、手の向きは正面に戻しながら頭上に腕を上げていく。一貫して肩は上げず、肩甲骨を下げる状態をキープ。元の状態に戻り、上げてを10回繰り返す。「クライミングの引く動作にもつながってくる」そうで、「体が温まるので登る前にやるのもオススメ」だと原田選手。背中の痛みや肩こり解消にも効くという。

 
 

スネーク&ツイスト
~腹筋強化~


 

 

 
 前半パートのスネークでは、体を横に倒して、片手は床に付き、反対の手を真上に上げる。腕を伸ばしたまま、体を回転させて正面を向く。この時、腰が反らないように、体は一直線をキープ。巻き戻すように最初の体勢になり、後半のツイストでは、体をくの字にして手と逆の足を触りにいく。背中はできるだけ真っすぐに、股関節を曲げることによって体が近づいてくるイメージで。一連の動作を左右3回ずつ。腹筋強化のみならず、全身のウォームアップにもなる。
 

 
 3回でもきつい場合は、スネークとツイストを分けてもいい。さらに強度を下げるなら、椅子など高さのあるものを使用してもOK。高さがあるほど負荷は下がっていく。

 
 

ロングバックストレッチ
~二の腕の引き締め~

 

 

 
 ハンガーなど肩幅程度のものを背中側で挟んで持ち、肘を曲げて引き上げる。次は腕を伸ばして背中方向へ持っていき、元の体勢に戻す。この動作を3回、腕を伸ばす動作から始める逆回りでも3回行う。ポイントは背中を丸めたりのけ反らせたりせずに、後頭部、背中、尾骨まで常に一直線にすること。三頭筋強化や腕の前側のストレッチになり、腕を巻き込んでしまいがちなクライマーに有効。登る前、クライミングの合間に腕の張りを感じた場合に取り入れよう。

CREDITS

取材・文 編集部/ 写真 窪田亮 / 協力 住友商事 / トレーニング監修 ピラティスB&B スタジオ 黒子甫

※本記事の内容は、2020年12月末発行の『CLIMBERS #018』掲載当時のものです。
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