緒方、藤井、尾上が金メダル/アジアカップ2017

 10月27~29日、中国・万仙山にてアジアカップ2017が開催され、日本は男子リード・ボルダリング、女子リードでそれぞれ3つの金メダルを獲得した。

 男子リードでは緒方良行、藤井快の2名が予選を両完登で首位通過。沼尻拓磨、藤脇祐二を含め今大会に出場した日本男子4名全員が決勝へと駒を進めたなか、優勝は緒方。準決勝で唯一完登していた藤井を抑え、今季リードW杯でも躍進したその実力を示した。2位には藤井が、3位には沼尻が入り、日本男子が表彰台を独占を果たしている。

 男子ボルダリングは緒方が準決勝で敗退する波乱の展開に。予選を全5完登で首位通過していた藤脇がその緒方にボーナスの1アテンプト差でファイナルへと滑り込んだ。決勝では全員が完登した第1課題と対照的に、第2課題ではボーナス止まりが続く展開。ここで最終6番手の藤井が唯一の完登で首位に立つと、その後の第3、4課題では一人も完登者が現れず。2完登で逃げ切った藤井が、金メダルを獲得した。

 女子リードは日本からただ一人出場した尾上彩が予選から決勝までを全完登するなど他を圧倒。これで尾上は9月に行われたアジア選手権でのリードに続き、国際大会二度目の優勝を果たした。

 

<リード男子・決勝>

1位:緒方 良行 (19)/44+
2位:藤井 快 (24)/40
3位:沼尻 拓磨 (24)/37
4位:QU HaiBin (25・中国)/37
5位:藤脇 祐二 (22)/34+
6位:MA ZiDa(25・中国)/33+
7位:CHAN Cheung-chi Shoji (22・香港)/33
8位:KIM Seunghyun (18・韓国)/19+

<リード女子・決勝>

1位:尾上 彩 (22)/TOP
2位:KIM Lan (16・韓国)/31+
3位:REKABI Elnaz (28・イラン)/30+
4位:RENQING LaMu (26・中国)/26
5位:BAIMA YuZhen (22・中国)/25+ ※準決勝5位
6位:LEE Gahee (17・韓国)/25+ ※準決勝6位
7位:PAN Xuhua (27・中国)/25+ ※準決勝7位
8位:JIANG Rong (23・中国)/25+ ※準決勝8位

<ボルダリング男子・決勝>

1位:藤井 快 (24)/2t4 4b6
2位:QU HaiBin (25・中国)/1t1 4b9
3位:DENNIS Chua (26・シンガポール)/1t1 3b4
4位:SHIN Joonha (19・韓国)/1t2 4b8
5位:CHAN Cheung-chi Shoji (22・香港)/1t3 4b6
6位:藤脇 祐二 (22)/1t3 4b12
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14位:沼尻 拓磨 (24) ※準決勝進出

<ボルダリング女子・決勝>

1位:REKABI Elnaz (28・イラン)/3t7 3b6
2位:TENG Vanessa Si Yinn (20・シンガポール)/3t8 4b9
3位:KUZNETSOVA Tamara (30・カザフスタン)/3t8 3b8
4位:JIANG Rong (23・中国)/3t9 3b5
5位:尾上 彩 (22)/2t5 2b2
6位:RENQING LaMu (26・中国)/1t2 3b4

<スピード男子・決勝>

1位:MAIMURATOV Amir (22・カザフスタン)/6秒44
2位:OU ZhiYong (23・中国)/6秒63
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15位:緒方 良行 (19)/9秒17 ※決勝トーナメント進出
18位:藤井 快 (24)/9秒57
19位:沼尻 拓磨 (24)/10秒23
24位:藤脇 祐二 (22)/11秒37

<スピード女子・決勝>

1位:HE CuiLian (27・中国)/9秒20
2位:MARLENOVA Assel (20・カザフスタン)/fall
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11位:尾上 彩 (22)/18秒89

 
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編集部

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