いよいよボルダリングW杯最終戦ミュンヘン大会が開催/渡部桂太、年間優勝の条件とは?

 8月18、19日、いよいよボルダリングW杯の最終第7戦、ドイツ・ミュンヘン大会が行われる。本大会はヨーロッパ選手権も兼ねていることもあり、出場選手は男女合わせて300名近くにのぼる。

 何より注目なのが、日本勢に可能性が残る男子年間王者の行方。ここで状況を整理しておきたい。ボルダリングW杯のランキングは、各大会の順位に応じて与えられるポイントの合計で争われる。最終的には「7戦のうち最も成績の悪い大会を除いた6戦の合計ポイント」で順位付けされるため、年間優勝を考える際にはその最低ポイントを考慮していかないとならない。

 現在のランキング上位は1位チョン・ジョンウォンが426ポイント(最低ポイント=28)、2位のアレクセイ・ルブツォフが372ポイント(最低ポイント=7)、同じく渡部桂太が372ポイント(最低ポイント=40)となっている。

 気になる日本勢の年間優勝は、渡部桂太に絞られる。渡部の年間優勝の条件は2つだ。まずは本大会を優勝すること。優勝によって上積みできる60ポイント(優勝100-消失40)を加え432ポイントになることで、現在1位のチョンの426ポイントを上回ることができる。2つ目はチョンが11位以下、ルブツォフが3位以下に終わることだ。自力優勝の可能性が潰え、ほか2人の成績次第という厳しい状況だが、何が起こるか分からないのがスポーツ。最後まで日本人が頂点に立つ可能性を信じたい。

 そして渡部以外でも、最終戦での活躍が期待される日本代表選手が目白押し。7月のワールドゲームズでボルダリング種目金メダルを獲得し好調の緒方良行や、八王子大会でファイナリストとなった石松大晟も日本山岳・スポーツクライミング協会の推薦で出場する。そして女子では、年間優勝こそショウナ・コクシーで確定しているものの、2位以下は未確定。野中生萌、ヤンヤ・ガンブレット、野口啓代による三つ巴の争いにも注目だ。2017年シーズンの締めくくりとなる本大会でも、日本人選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できることに期待したい。

 

ボルダリング国別ランキング

1位 2118 日本
2位 886 イギリス
3位 855 スロベニア
4位 690 韓国
5位 623 ドイツ
※国別ポイント=W杯各大会の国別上位3選手の合計ポイント
(全戦終了時、最も合計ポイントが低かった大会は除かれる)
 

ボルダリングW杯第7戦 ドイツ・ミュンヘン大会 出場予定選手

<男子>
藤井 快 (S代表・24)
楢崎 智亜(S代表・21)
堀 創  (A代表・27)
緒方 良行(A代表・19)
渡部 桂太(B代表・23)
藤脇 祐二(B代表・21)
原田 海 (B代表・18)
楢崎 明智(B代表・18)
石松 大晟(W代表・20)

<女子>
野口 啓代(S代表・28)
野中 生萌(S代表・20)
小武 芽生(A代表・20)
尾上 彩 (B代表・21)
 

スケジュール

8月18日
男子予選  07:00 ~(日本時間 14:00~)
女子予選  17:00 ~(日本時間 19日 00:00~)
8月19日
男女準決勝 10:00 ~(日本時間 17:00~)※ライブ中継(IFSCのみ)
男女決勝  18:00 ~(日本時間 20日 01:00~)※ライブ中継

※ライブ中継予定
IFSC公式YouTubeチャンネル
スカイA
NHK BS1

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