ボルダリング日本代表が強化合宿を公開

 2月14日、都内のB-PUMP 荻窪店にて「第1回ボルダリング日本代表強化合宿」の公開練習が行われた。

 選手たちは国際大会でのセット経験もあるセッターらにより作られた課題を、時折動きの確認もしながら順々にトライ。2か月後に始まるW杯に向け、各自が現在の状態を確認した。

 練習後の会見で、安井ヘッドコーチは「若手からベテランまで、そして様々なタイプの選手たちが揃ったバランスの良い代表を組むことができた。4年連続の国別ランキング1位を目指していきたい」と力強く語ると、現世界王者・楢崎智亜は「レベルの高い代表選手が集まる練習は学ぶことも多く、貴重な機会で嬉しい。今季もW杯年間1位を目指すが、弟(楢崎明智)とも表彰台に登りたい」と話した。

 本合宿にはより高いレベルでの経験を積ませるため、1月のジャパンカップで優勝した伊藤ふたばらユース選手も招集。このことについて野口啓代は「クライミングは個人種目だが仲間の存在があって自身も成長できる。若い選手から刺激を受け、切磋琢磨していきたい」とし、伊藤とは「お互いの近況報告や自分の学生時代の話もしました」とクライミング以外の部分でも実りある機会となった様子。

 今季のボルダリングW杯は4月、スイスのマイリンゲン大会から幕を開ける。

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